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運の法則 横山信治(グッドモーゲージ社長) 営業成績全国最下位、左遷、うつ病など、数々の辛酸を嘗めながらも 一大金融企業・SBIグループ子会社の社長にまで上り詰めた横山信治氏。 私は40年を超えるビジネス人生の大半を営業の仕事に費やしてきました。 しかし、日本信販(現・三菱UFJカード)で住宅ローンの 営業をしていた20代後半の頃、全国2,000人の営業マンの中で成績最下位という 不名誉な記録を打ち立てたことがあります。 当時は私と同じく予算未達成の同僚と毎晩のように飲み歩いていたものです。 「あいつはいい顧客ばかり横取りする」 「あんな欠陥商品が売れるはずない」等、 上司や成績上位の同僚、自社商品に対する不平不満で盛り上がり、溜飲を下げる。 その場は楽しいものの、帰宅時には何とも言えない虚しさが込み上げていました。 そんなある日、偶然目に飛び込んできたのは 「誰もが明日から幸せになれる」と記されたセミナーの広告でした。 藁にも縋る思いで参加したところ、 「ほしいものの写真を机の前に貼ると目標が叶う」など、 どこかで聞き覚えのある絵空事ばかり。 胡散臭い内容に白けた気分で会場を後にしましたが、 帰りの電車でもある一つの言葉が脳裏から離れませんでした。 「駄目なやつは駄目なやつ同士で愚痴を言っている。 幸せになりたければ、幸せな人の傍にいけ」 愚痴ばかり零す私を見透かされたように思え、 心に突き刺さる感覚を覚えたのです。 このまま文句を言っていても、何も変わらない。 一念発起し、成績上位の2人と昼食を共にすることにしました。 そこで彼らの話に耳を傾けていると、出てくる言葉の違いに驚きました。 例えば、私たちが「あんなの売れっこない」とぼやいていた新商品を、 彼らは 「いままでになかった商品だから、 新たな販路を開拓するチャンスだ」と捉えている。 話題は常に前向きで、悪口や愚痴は一切出てこない。 「私に足りていなかったのはこれだ!」と気づかされたのです。 物事のマイナスな面に焦点を当てるのではなく、 ポジティブ思考に切り替わったことで、自ずと毎日の行動も変わっていきました。 「闇雲に新規を回るよりも、 大口取引先の拡大に専念したほうがいい」 という彼らからの助言を素直に受け入れ、 大口取引先を毎日2回訪問するようにしました。 ひたすら時間を懸けて何度も通い詰めることで 地道に信頼を積み上げていき、取り引きは少しずつ増えていきました。 その後もまるで見えない力に導かれるように幸運が重なり、 半年後には全国1位の成績を記録したのです。 全国1位という結果は偶然の産物にすぎません。 ただ間違いなく言えるのは、 不平不満や愚痴を言っていると、ネガティブなエネルギーが働くということです。 脳の思考回路までもネガティブに陥り、建設的なアイデアが浮かばなくなってしまう。 不平不満や愚痴は何の果実も生まないのです。 |
20025.07.15 |
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