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| こころ 坂村真民さんの「こころ」という詩 こころを持って生まれてきた これほど尊いものがあろうか そしてこのこころを悪く使う これほど相すまぬことがあろうか 一番大事なことは このこころに 花を咲かせること 小さい花でもいい 自分の花を咲かせて 仏さまの前に持ってゆくことだ 普通の人が気にもかけず、 見過ごしてしまいそうなことに光を当て、 その大事さに気づきを与えてくれるのが 詩人という人の役割なのかもしれません。 実際、心がなければ、この世界も宇宙も一切がなくなります。 心があることによって、私たちは世界を知り、 宇宙のあることを知るのです。 うれしい、楽しい、愉快だ、幸せだという感情も、 心がなければ、私たちは味わうことはできません。 心というものを持ってこの世に誕生させてもらった、 これほど有難いことはありません。 そして、その尊い心を悪く使ってしまう。 これほど申し訳ないこと、相すまないことはない。 |
2021.06.15 |
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